国産初・冷凍車のパイオニア
創業者・富永シヅは、漁業を営む傍ら戦後の行く末を案じ、1956年10月、物流の仕事へ転業。1958年、冷蔵庫すら普及していない時代、米軍基地からミルクやアイスクリーム、パン等の食品輸送の要請を受け、大手運送会社が対応を拒むなか「冷凍輸送は将来も必ず社会に必要になる」、「社会に役立ちたい」という信念で、日本では前例のなかった冷凍車の開発に成功。物流業界の常識が一転した歴史に残る画期的な開発として「国産第一号機械式冷凍車」を誕生させました。
日本を運ぶ 「福岡運輸」というロングセラー
多様な温度帯での輸送需要が高まるなか、「“低”温輸送」から温度を一定に保って配送を行う「“定”温輸送」を中心とした事業は、北は北海道から南は鹿児島まで日本全国を網羅しています。生鮮食品の品質を変えずに新鮮なまま生活者に届ける「コールドチェーンシステム」は海外での需要も見込めるため、グローバルな事業展開も検討しています。冷凍輸送のパイオニアとして、ロングセラー企業であり続けます。